空き家のまま置いておく(所有しておく)メリット・デメリット [空き家のまま所有しておくメリット・デメリット]
空き家をどうするかの選択肢は「売る」か「貸す」か「空き家のまま置いておく(所有しておく)」の３つのうちのどれかです。
さてさて、では「空き家のまま置いておく(所有しておく)」とどういったメリット・デメリットがあるのでしょうか。
これは私の個人的な見解ではありますが、正直に申し上げまして、
メリットといえるものはあまりないと思います。
☆メリット
・住みたくなったらいつでも住める。
・別荘、または一時的な宿泊先として利用できる。
・エリアによっては即現金化できる。(これは置いておくメリットといえるか微妙ですが。。。)
☆デメリット
・固定資産税を毎年支払わないといけない。
・資産価値が下がる、・建物の劣化スピードが早まる。
・維持・管理をする必要がある。(維持費がかかる。)
・誰かが侵入する可能性がある。
・不法投棄や放火の被害を受ける可能性がある。(現在、火事の原因で最も多いのはタバコではなく放火)
・倒壊の恐れがあれば近隣からクレームが出る、近隣住民とトラブルが生じる。(クレームよりも何よりも、そもそも危険です。)
※下記は実際に発生した空き家が関係した事件・事故です。
・静岡県掛川市で、以前に旅館をされていた空き家で放火が原因と思われる火災が発生。(2013年10月13日)
http://www.travel-navi.jp/%E3%83%9B%E3%83%86%E3%83%AB%E3%83%BB%E6%97%85%E9%A4%A8/69711.html 参照。
・兵庫県加西市で空き家の民家と、今は使われていない元皮革工場内の3か所で外国人グループが大麻栽培をしており摘発、逮捕される。(2014年4月14日)
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140414/waf14041419190011-n1.htm 参照。
・徳島県小松島市の空き家が台風で倒壊。(2014年7月10日)
http://www.news24.jp/articles/2014/07/10/07254840.html 参照。
・大分県中津市の空き家で生まれて間もない赤ちゃんの遺体が見つかる。(2014年9月12日)
http://breaking-news.jp/2014/09/13/011987 参照。
・兵庫県姫路市忍町で、９年前から無人の5階建てマンションの1階ポンプ室からミイラ化した遺体が発見される。(2014年9月26日)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201409/2014092700159 参照。
・空き家敷地の白骨遺体、１７歳少女と判明 宮城・栗原(2015年9月27日)
http://www.asahi.com/articles/ASH9W3QMLH9WUNHB008.html参照。
・神奈川県、空き家に放火の兄弟逮捕(2015年11月)
http://www.sankei.com/affairs/news/160114/afr1601140047-n1.html
・最多出火原因は放火…
http://bylines.news.yahoo.co.jp/fuwaraizo/20150814-00048409/
・東京足立区で連続放火事件、相次ぎ空き家燃える(2017年2月17日)
https://more-news.jp/article/detail/15624参照。
具体的に将来その空き家に住むことが決まっているなら空き家のまま所有しておいても良いかもしれませんが、具体的な話がないのであれば「売る」か「貸す」かした方が安全ですし、あらゆる面から考えても良いでしょう。
「いつか住むから置いておく(所有しておく)」では、いざ住むとなっても想像していた以上に建物は劣化している可能性が高く、リフォームではなく建て替えるか、または基礎だけ残してのフルリフォームをする必要が出てきます。
ちなみにリフォームローンは住宅ローンに比べ金利が高いので、結局は建て替えをすることになる可能性が高いです。(建て替えであれば住宅ローンが利用できる。)また耐震面等を考えるとやはりリフォームよりも新築の方が良いでしょう。(必要経費、最低１,０００万円～)
ですので、１,０００万円以上かけてでもその空き家が建っている土地にいつか住むという計画があるなら空き家のまま所有しておいても良いかもしれません。ただ所有している期間は様々なリスクがあることには変わりはありません。
また、更地にして所有しておく、貸し駐車場にして所有しておく方法もありますが、上物(建物)が建っていない土地は固定資産税が最高で約６倍にまで上がります。
※上物があると軽減措置が受けられる為。
↑これがボロボロになっても解体しないまま空き家を置いておく方が多い一番の理由です。
固定資産税が上がるため、貸し駐車場にしてもほとんど利益は得られないでしょう。
※ただし、倒壊の恐れがある危険な特定の空き家についてはこの固定資産税軽減措置が見直しされることになっており、強制的に建物を解体させられる場合もあります。(ちなみに解体費用は所有者負担。)
http://www.homes.co.jp/cont/press/reform/reform_00164/
高い固定資産税を払ってでも所有しておくべきなのか、はたまた費用負担して解体してまで所有しておくべき不動産なのか、是非一度考えてみてください。
ということで、更地にして所有しておくというのも高い税金を毎年支払わないといけない為、オススメはできません。
やはり空き家は「売る」か「貸す」かすることが、あなたにとっても、近隣の方々にとってもオススメと思われます。
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さてさて、では「空き家のまま置いておく(所有しておく)」とどういったメリット・デメリットがあるのでしょうか。
これは私の個人的な見解ではありますが、正直に申し上げまして、
メリットといえるものはあまりないと思います。
☆メリット
・住みたくなったらいつでも住める。
・別荘、または一時的な宿泊先として利用できる。
・エリアによっては即現金化できる。(これは置いておくメリットといえるか微妙ですが。。。)
☆デメリット
・固定資産税を毎年支払わないといけない。
・資産価値が下がる、・建物の劣化スピードが早まる。
・維持・管理をする必要がある。(維持費がかかる。)
・誰かが侵入する可能性がある。
・不法投棄や放火の被害を受ける可能性がある。(現在、火事の原因で最も多いのはタバコではなく放火)
・倒壊の恐れがあれば近隣からクレームが出る、近隣住民とトラブルが生じる。(クレームよりも何よりも、そもそも危険です。)
※下記は実際に発生した空き家が関係した事件・事故です。
・静岡県掛川市で、以前に旅館をされていた空き家で放火が原因と思われる火災が発生。(2013年10月13日)
http://www.travel-navi.jp/%E3%83%9B%E3%83%86%E3%83%AB%E3%83%BB%E6%97%85%E9%A4%A8/69711.html 参照。
・兵庫県加西市で空き家の民家と、今は使われていない元皮革工場内の3か所で外国人グループが大麻栽培をしており摘発、逮捕される。(2014年4月14日)
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140414/waf14041419190011-n1.htm 参照。
・徳島県小松島市の空き家が台風で倒壊。(2014年7月10日)
http://www.news24.jp/articles/2014/07/10/07254840.html 参照。
・大分県中津市の空き家で生まれて間もない赤ちゃんの遺体が見つかる。(2014年9月12日)
http://breaking-news.jp/2014/09/13/011987 参照。
・兵庫県姫路市忍町で、９年前から無人の5階建てマンションの1階ポンプ室からミイラ化した遺体が発見される。(2014年9月26日)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201409/2014092700159 参照。
・空き家敷地の白骨遺体、１７歳少女と判明 宮城・栗原(2015年9月27日)
http://www.asahi.com/articles/ASH9W3QMLH9WUNHB008.html参照。
・神奈川県、空き家に放火の兄弟逮捕(2015年11月)
http://www.sankei.com/affairs/news/160114/afr1601140047-n1.html
・最多出火原因は放火…
http://bylines.news.yahoo.co.jp/fuwaraizo/20150814-00048409/
・東京足立区で連続放火事件、相次ぎ空き家燃える(2017年2月17日)
https://more-news.jp/article/detail/15624参照。
具体的に将来その空き家に住むことが決まっているなら空き家のまま所有しておいても良いかもしれませんが、具体的な話がないのであれば「売る」か「貸す」かした方が安全ですし、あらゆる面から考えても良いでしょう。
「いつか住むから置いておく(所有しておく)」では、いざ住むとなっても想像していた以上に建物は劣化している可能性が高く、リフォームではなく建て替えるか、または基礎だけ残してのフルリフォームをする必要が出てきます。
ちなみにリフォームローンは住宅ローンに比べ金利が高いので、結局は建て替えをすることになる可能性が高いです。(建て替えであれば住宅ローンが利用できる。)また耐震面等を考えるとやはりリフォームよりも新築の方が良いでしょう。(必要経費、最低１,０００万円～)
ですので、１,０００万円以上かけてでもその空き家が建っている土地にいつか住むという計画があるなら空き家のまま所有しておいても良いかもしれません。ただ所有している期間は様々なリスクがあることには変わりはありません。
また、更地にして所有しておく、貸し駐車場にして所有しておく方法もありますが、上物(建物)が建っていない土地は固定資産税が最高で約６倍にまで上がります。
※上物があると軽減措置が受けられる為。
↑これがボロボロになっても解体しないまま空き家を置いておく方が多い一番の理由です。
固定資産税が上がるため、貸し駐車場にしてもほとんど利益は得られないでしょう。
※ただし、倒壊の恐れがある危険な特定の空き家についてはこの固定資産税軽減措置が見直しされることになっており、強制的に建物を解体させられる場合もあります。(ちなみに解体費用は所有者負担。)
http://www.homes.co.jp/cont/press/reform/reform_00164/
高い固定資産税を払ってでも所有しておくべきなのか、はたまた費用負担して解体してまで所有しておくべき不動産なのか、是非一度考えてみてください。
ということで、更地にして所有しておくというのも高い税金を毎年支払わないといけない為、オススメはできません。
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